はじめましての方は、どうぞこちらへ。ご相談の多いお悩み、私の散々な過去の話しなどがございます。
こんにちは、黒江香です。
不倫だろうと、そうでなかろうと、恋は恋。失恋して、辛いもんは辛い。
そして、なんで、その恋が必要なのでしょう?どしてその彼がいいのでしょう?他にも男は星の数ほどいるのにね!安心できて幸せを感じられるような関係を作れるような男性って、いるはずなに。ダメだって思えば思うほどに、手に入らないかもって思えば思うほどに、その恋への思いををどんどん強くしてしまうものですよね。
今はいったん「手放し」そのものからは離れて、自分を癒し、愛することから始めませんか。
ココロノマルシェという、根本裕幸師匠の弟子どもであるカウンセラーたちが、寄せられたご相談にそれぞれのカウンセリングスタイルでお答えするサイト。そちらへいただいたご相談へお答えしております。
ココロノマルシェはこちら
本日のご相談はこちら▼
不倫の失恋がつらいです
こうようさん
カウンセラーのみなさんにとってはありふれた悩みかもしれませんが、不倫の失恋がつらくてたまりません。
現在同じ職場の20歳近く年上の既婚の上司と10ヶ月不倫をしています。私は独身です。
とても頼り甲斐があり、愛情に溢れる優しい上司で私がすごく惹かれてしまい、一番頼られる部下になるべく、一生懸命仕事をしているうちに関係が始まりました。
まだ関係は続いていますが、つい数日前、「不幸にしてしまうからずっとは続けられない」と言われました。
私は一人っ子で、両親からはすごく大事にされました。しかし、両親はとても不仲で、母は私を妊娠したために離婚できなかったと言っていました。
また、母は私にすぐ嫉妬してくるため、母より幸せになってはいけないと思って育ちました。
父は仕事のため不在がちでしたが、短気で機嫌がコロコロ変わり、いきなり怒り出すような性格で、心を通わせるようなことはできませんでした。
また、どんなに頑張っていい成績をとってきても、足りないところをいつも指摘されてきました。
そのためか、私は自己肯定感が低く、常に人の顔色をうかがって生きてきました。
自分をさらけ出すことも苦手だし、人と一緒に暮らすなんて到底無理だし、家庭向きに自分を変えるなんてのも無理だし、子どもを育てる自信もないから、誰とも結婚なんてしたくないと思っていました。
だから、不倫したんだと思います。
不倫なら一緒に暮らさなくて済むから。
でも、不倫だから、自分をさらけ出せたんだと思います。
ずっと満たされなかった思いとか、自分の見られたくないところ、全て彼には見せることができます。
私は自分の気持ちを伝える時に恥ずかしさや恐怖などで涙が出てしまうのですが、父には泣けばなんでも思い通りになるわけじゃないと言われてきたため、親の前では泣けませんでした。
一方で、彼は私が泣きながら気持ちを話すと、ぎゅっと抱きしめてくれ、頭を撫でながら話を聞いてくれます。本当は父にして欲しかったことなんだろうなと思うのですが、私が欲しいと言わなくても全て自然と彼は与えてくれるのです。
そんな彼との関係が終わろうとしていて、すごくすごく苦しくて辛いです。
なんで私は彼と結婚できないんだろう。
あんなに結婚なんてしたくないと思っていたのに、彼とならずっと一緒にいたい。
笑顔が見たい。
笑顔にしたい。
いっぱい抱きしめてほしい。
いっぱい抱きしめたい。
いっぱいお話しを聞きたいし、お話ししたい。
そういう気持ちが溢れてきて止まらないです。
ずっとは続けられないと言われ、最初からわかっていたけど、彼は離婚する気がないこと、この先別れがくることをはっきりと突きつけられた気がして、失恋のような状態になっています。
自分を大切にして、傷を癒して回復して、平静に仕事をできる状況にしないといけないと思いつつ、仕事を頑張っても、身だしなみを整えても、今更何をしたって彼が手に入らないなら意味がないという思いが出てきて自暴自棄になっています。
でも、私が自暴自棄になって、それこそ自殺でもしたら、彼を大変傷つけることになると思うし、彼のおかげで仕事のやり方や楽しさがわかるようになった感謝の気持ちがあるので、ちゃんと仕事もしたいのです。でも今は本当につらくて苦しくて、仕事中も胸がヒリヒリして泣きそうになり、誰かに聞いてほしくて相談させていただきました。
彼のことが大好きなんです。それはこれからも続くと思います。彼も私のことが好きだと言います。体のつながりはなくなっても、心がつながってるからそれでいいとも思います。
でも、まだ彼のことを欲しい気持ちが手放せないで辛いです。
このままだと苦しくて気がどうにかなりそうなので、手放しに挑戦しようと思い、根本先生のDVDも買ったのですが、彼を手放すのも怖くて事前課題にすら手をつけられないでいます。
どなたか、手放しの道へ向かうための背中を押してくれませんか。
こうようさん、初めまして。黒江香と申します。ココロノマルシェへご相談いただきまして、ありがとうございます。
こうようさんのご相談を読んでいて、私は、胸がきゅっと締め付けれらるような、苦しくて切なくて。。。そんな気分を感じながら読ませていただきました。
きっと、これって、こうようさんの、苦しさ、切なさが伝わってきているんですよね。うーん、お辛いことと存じます。
私の結論から申し上げますと、「手放しなんて、しなくていいんじゃないでしょうか?」です。
だって今はムリでしょ。
>彼のことが大好きなんです。それはこれからも続くと思います。彼も私のことが好きだと言います。体のつながりはなくなっても、心がつながってるからそれでいいとも思います。
>でも、まだ彼のことを欲しい気持ちが手放せないで辛いです。
苦しいから、いっそのこと手放してラクになりたい。その思いはとても良くわかるんです。だけど手放しって、しなきゃって思って、サクッとできるものでもないです。そして例えば、キライになればできるってものでもないと思います。そう簡単なことではないと思うんです。
こうようさん、彼のことが、大好きすぎるほど大好きなんですよね。こうようさんがずっと欲しかったものを彼は、難なく与えてくださるのですよね。子どもの頃から、ずーっとできなかったことを彼の前では普通にできるんですものね。
自分をさらけだせたり、弱いところだって見せられちゃう。彼の前で涙だって流せて、ましてやそんなこうようさんのことを彼は、跳ねのけたりせずに、受け入れてくださるんですもの。ぎゅっとしてくれて、頭を撫でながら話しを聞いてくれるなんて、嬉しいですよね。
不倫に限らず、別れってあるものです。男女の別れもそうだし、人の命は無限ではないですものね。
今は、彼のことで頭いっぱいで、彼との関係が終わってしまうかもという恐れや不安の方に目がいっていると思うんです。逆にいうなれば、彼とのことさえうまくいけばいい。それさえ手に入れば幸せだわっていうくらいかもしれないですね。
どういうことを言ってさしあげたら、こうようさんの心が軽くなるのか、今の苦しさから救われるのか、なかなか答えが見つからないのが正直なところです。そこにもどかしさを感じながら、今もキーを打っているの。
ただね、自分のことを傷つけることだけはして欲しくないなって思うんです。責めすぎないでほしいって。
自殺って話しを書いていらっしゃいますが、彼のためじゃなくて、こうようさんご自身のために、命は大切にして欲しいの。だからこうやって苦しい思いをすこしでも外にだすことができて本当に良かったって思っています。
こうようさん、日常で愚痴を聞いてもらったり、何かこまったときに相談できるお友達っていますか?本音をさらけ出せるお相手は、彼以外にもいるかしら?
「助けて欲しい。」「手伝って欲しい。」って言えてますか?
そういうの苦手ではないでしょうか。誰かに助けてもらう、頼らせてもらう、甘えるということを日常ではできない。しちゃダメって思っていませんか。そしてそれをしていい相手が不倫の彼だけということになってないでしょうか。
お父さんやお母さんとの関係からも、小さいころから、言いたいこと言えずにガマンばかりしてきたのですよね。自分を抑えてきたのはもちろん、相手に認めてもらうためにって時にはムリをして頑張って来ていますよね。
一人っ子って、両親からの影響をひとりで抱えますものね。(私も、一人っ子で、もろに両親の思いを受けに受けて生きてきました。)
相手の顔色を伺って、相手が喜ぶように、相手が認めてくれるように、相手に嫌われないように。。。これ辛すぎるもの。
こうようさんが安心できて、安全な場所をつくりましょう。
もちろん、それを自分の中につくることが本当に大切です。たとえ、相手に否定されてり受け入れてもらえないことがあったとしても、自分は自分を愛し認めてあげること。自分だけは自分を裏切らない絶対的な味方でいてあげること。
これがとーっても大切。
日々、自分に優しい言葉をかけてあがてみませんか?同じような友人や大切なひとがいたらどんな風に声をかえるかしら?そんなことを思い浮かべながら。
「私、よくやってるよねー。がんばってきたよねー。」
「あの人はあんな風に言うけど、私、今のベストは尽くしたもん。それで十分やん!」
「こんなに辛いときでも、メイクして仕事に言ってる私って、めっちゃエライやん!」
つい、「いや、それくらい大人なんだし当たり前やん」みたいなツッコミが入りそうになったら、「まあ、そうも思うけど、でもエライやん。がんばってるやん。」ってもう一度ね(笑)
また、お父さんやお母さんに言いたかったことなどを、自分と対話してみるのもいいかもしれません。
「お父さんは、泣くなって言ったけど、本当は泣きたかったもん。ちょっとくらい泣かせてくれても良かったやん。」
「お母さんが離婚できなかったのは、私のせいちゃうし。それはお母さんの問題だし。私のせいにされても困るわ。」
「娘に嫉妬なんかせんといてよ。」
みたいに、これまで溜めこんで来たものを吐き出してみるのはやってみられるといいと思います。
そして、私がこうようさんいお伝えしたいこと。
それは、こうようさんがお父さんに認めてほしくていっぱい頑張って来たこと。お母さんから辛いことを言われたのに、お母さんより幸せになってはいけないって思って生きてきたこと。そうやって相手の顔色をみて生きて来られたこと。
本当によく頑張って来られましたよね。それができたのは、こうようさんがパパとママのことが大好きで、パパとママを喜ばせたくて、パパとママの笑顔が見たかったからですよね。こうようさんのご両親へのたくさんの愛情ですよね。
それを思い出してもらいたいって思います。
これも手放しへと繋がります。自分のご両親への愛。いっぱい愛してきたことがわかると、まずは自分の心は満たされて温かくなります。そして、相手の愛も見えてくるでしょう。
不器用で、一見愛されているようにはあまり思えなかった、お父さんの愛。お母さんの愛。すると、そこに愛と感謝が湧いきます。するとね、ずーっとこだわって来たことが手放せていくと思いますよ。同時に、自分を大切に扱うことがよりできてくるはずです。
そうすうると、彼との関係や彼への思いにも何か変化が出てくると思います。
以前、こうようさんのように、かなり年上の男性(彼女の場合、26歳くらい上だったかな。。。もう本当に父親くらいの方だったの。)と不倫をしていたというクライアントさまがいらしたんです。
彼女も彼しか、自分を出せる相手がいなかったんです。小さいころから、本当に頑張って生きてきていて。彼女の場合はお母さんがとても厳しく、お勉強にもとても熱心なお母さんで、そのお母さんに認められてくてがんばるんだけれども、お母さんは認めてくれなくてね。
いろんなことして、(ときに悪いこととか)気を引こうとしてもお母さんは、彼女のその思いにはあまり応えてくれなかったのね。
彼女の場合、姉妹がいらしたんだけど、彼女いわく、自分よりもその姉妹のほうがもっと大変なんだから、私はまだまだ頑張らないとって言っていて・・・
いや、もう限界間近、限界を超えるほどにもうムリしすぎですよね!?って。
彼女とのセッションでは、これまで言えなかった思いとかを、吐き出してもらうことをまずは意識してやっていきました。そこをまずは重点的に。
私にLINEを使って、弱音や困ったことも吐き出してもらう練習もしました。
そしてそれと同時に彼女がこれまでしてこなかったことを宿題に出したのね。自分を大切に、可愛いねって扱うようなこともいろいろと取り入れてもらいました。
とても可愛らしい方なのに、その可愛らしさはまるで少年のようだったんです。女の子としていきることをどこかダメだってして、まるで男の子の人生を生きているように私は感じたんです。
だから、まずは女性に戻ることを目指しました。それでね、1番最初の宿題はピアスを買って帰ること。それも女性らしさを感じるもの!にしたのです。
そうやって、自分を大切に扱い、女性である自分というのを認めていくレッスンも取り入れていったんです。
その後、彼女は会うたびに綺麗な大人の女性へとなっていかれて、同い年で、優しくて、彼女の弱さを受け入れてくれるような男性とお付き合いするようになったんです。
そのとき、彼女がこれ買いました!って思ってくれた写真がこれです。お花モチーフのピアスに、ネイルも。
また、最初のセッションから何か月後なのか、1年くらい後なのかは忘れちゃったけど、とっても華やかな花柄のワンピース姿で、ふんわり経あスタイルの彼女が登場したときは、私誰かわからないほどでした!!
香さん!報告です!!こないだのセッションの翌日、例の幼なじみの彼にやっぱり会ってみたくて、複数人で食事に行きました。会ってみたら「私、この人に助けて欲しい」とすごく思いました。
そのあとも会いたいと思うとちゃんと会えて、この土曜、日曜は夜通しずっと話していました。
私のわからないところまで見抜いてくれて、善悪で判断せず、辛かったんだねと、労ってくれるんです。
今までと全然違うのは、相手に対する気持ちがとっても幸せな気持ちで、彼がどう思ってるか不安とか、また傷つくのかなとか、そういう気持ちが全くないことです。ただ満たされるみたいな気持ちです。恐怖がありません。
助けてほしくなってきて、かよわい女の子になっていき、手を握ってもらい、あっもうだめだ、止まらなくなる、怖い!と思ったけど、やっぱり甘え始めたら止まらなくて、最終的には、2時間くらいずっと抱きしめてもらいながら、「助けて」って言葉が出てきました。
助けてなんて、自分が言えるなんてものすごくびっくりしました。助けてやる!なら何度もありましたが、助けて欲しいなんて。
香さんと話して、自分が女だと思った、弱いと思った、助けて欲しいと思った、1人じゃだめだと思った、女として生きたいと思った、からです。そうじゃなかったら彼が助けてくれることに気付かなかったです。
好きだとか付き合うとかいうところまで話が行っていませんが、そうなるんじゃないかな~と思います。彼氏ができるとかそんな感覚じゃなくて、自分を委ねられる人に出会えたっていう感動です。ものすごい癒しでした。
帰宅して、鏡を見たときに、今までになく、「可愛いね、大好き」と思えました。
まだ、助けてもらおうとすることに抵抗はあるし、自分が許せないところもやっぱり残っているので、ここからまた、彼に手伝ってもらいながら、自分を開いていきたいと思います。
彼女が言っていたことで、ふと思い出したことがあるんです。ランチ会にきてくれたときに、同席している別の方に彼女が話していたことです。
「お金を払っているって思うから、愚痴とか弱さとか吐き出してもいいって思えたんですよね。お金払っているから、何言ってもいいやって。」
それくらいに自分を抑えて押し殺して、生きるしかなかったってことですよね。
お金払っててもなかなか言いたいこと言えない私からすると、彼女は優秀です(笑)
こうようさんも、カウンセラーにいろいろと思いを吐き出すのはいいと思います。「お金はらってるんだもん。」って割り切れば、きっと今まで言えなかったことも吐き出せるかしら(笑)
安心・安全に自分の思いをだせるところをあちこちに作ってみてください。自分を大切に、たったひとりの姫として扱うことを日々意識してみてください。
私ももちろん、こうようさんの安心・安全な場所になれると嬉しく思います。